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断食のすすめ

浦安市H・Y(男性、52才)

昨年末(12/22〜12/29)、7泊8日の断食を初めて経験した。その後体は軽く、心も晴れやかで心身ともに壮快である。すこぶる調子がいいので皆さんにご紹介を兼ねて体験記を綴ってみることにしたい。

まず、断食を思い立った動機から述べてみよう。自分は長年高血圧症に悩まされ、服薬治療中である。また、最近は痛風も患い、そのうえコレステロールも概して高く、いわゆる典型的な生活習慣病患者である。人からは剣道、テニス、エアロビ等をやり、週2〜3回は汗を流しているのでこれらの病気とは無縁であろうとよく言われるが、如何せん、積年の過飲・過食が災いして内実は大違い。

そこで何とか生活習慣を変え、体質を変えることによってこれらの生活習慣病を克服したいと以前より考えていた。そんな折、私の知人で熱心に断食を勧める者がおり、また東京都の石原知事も断食をよくやるという話を耳にし、機会を見付けて是非やってみたいと思うようになったのである。

断食は長いほど効果があると聞いていたので、せめて1週間くらいは必要であると思い、夏休暇代わりに年末にまとめて1週間休暇を取得することにした。インターネットや、新聞情報をたよりにたまたま見付けたのが、今回お世話になった伊豆高原にある「身心養生苑」である。

当苑は、伊東市の伊豆高原にある名鉄不動産所有の別荘地の一角にある。伊豆高原駅より車でおよそ15分。標高459mの伊雄山のふもとで、その高台からは相模灘に浮かぶ大島、利島などの伊豆七島を眼下に見ることができ、極めて眺望の良い所だ。温泉も湧出し、泉質はあっさりとした単純泉である。

さて、12月22日の朝起きてから断食を開始する。その日午前中に我が家を出て、東京駅よりJRの踊り子号に乗って14:00頃現地入り。当苑の院長より初めにガイダンスを受ける。

当苑の断食は、期間としては2泊3日の短期コースからあり、またコースの中味も、東洋の心理療法を取り入れた「感性内観コース」、ダイエットに主眼を置いた「断食ダイエットコース」、断食をしながら内観を行う「断食内観コース」の3つがある。また、1週間以上滞在し、その人にあった治療や養生を行う「長期養生コース」もある。いずれも鍼、灸、指圧、自律神経免疫治療が受けられる。

自分は、「断食内観」をとりいれた7泊8日の「長期養生コース」を選択した。断食期間中は原則として行動は自由であり、テレビのない伊豆高原の自然のなかで読書、散策、温浴三昧の生活で、その間に内観あり、理事長や院長の貴重な講話や、座学ありで、極めて有益な時間を過ごすことができた。

一口に断食といっても無水断食と有水断食があり、その人の体質に合った方を選ぶ。一般的に、冷え性で貧血気味の人は無水断食を、高血圧体質や、筋肉質タイプの人は有水断食が良いようである。私は有水断食となる。従って野菜ジュースが朝夕2回出、またその間に水分を補給してもいいということになった。

私の場合、7泊8日のコースなので最初の4日間断食し、残りの3日間は胃腸の負担を抑えるべくお粥や、うどん等で徐々に慣らしていき、普段の食生活にスムーズにソフトランディングできるように調整する。断食をして恐いのはリバウンドであり、断食後すぐに通常食に戻ると胃腸をいため逆効果となるためだ。

断食の効能としては、万病のもとである宿便を排泄することが可能な他に、人間が本来持っている病気に対する免疫力や、自然治癒力を高め、体質を改善できる点が挙げられる。これは、断食により栄養が補給されなくなる結果、体そのものが防衛本能を発揮し、例えてみれば「火事場の馬鹿力」を出すが如く人間の潜在的能力をフルに活性化させるためである。実際、断食によりガンや糖尿病を克服した例は多い。

最後に、今回の断食の成果を記す。

血圧は上が120、下が80で、今のところ薬は不用。尤も不規則な食生活となり、ストレスもたまれば元に戻るかもしれない。体重は75kgが70kgに。体脂肪率は23%が17%に。血液検査はこれからのため、尿酸値や、コレステロールの値は定かではないが、恐らく大幅に改善されていよう。これらがどこまで維持できるかが今後の課題である。

ともかく、人生52年の毒素(宿便)を排出し、心身ともに蘇生されたような気分だ。趣味の剣道や、テニスに将来どのようにプラスになるか楽しみである。断食期間中は胃の働きが停止するため空腹感はさほどなく、苦しくはない。生活管理さえきちんとすれば危険もなく、既述の如く効果も大きい。

皆さん、断食をやってみませんか!