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うつ病

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うつ病とは

うつとは、「気分の落ち込んだ状態」のことです。気分の落ち込みは、健康な人でも日常的に経験しますが、「その状態のままになってしまい、自力で対処できなくなり、治療を必要としている状態」が、うつ病といえます。現代の日本では、20人に1人はうつ病にかかっているという報告がでています。非常に高い有病率です。

また、自殺する人が年間3万人を超えていますが、うつ病の人の自殺率は、アルコール依存症の人と並んで高く、すべての自殺者中、50〜70%を占めるといわれています。さらにうつ病は、再発率も高い病気とされています。

うつ病の症状

WHO(世界保健機関)では、うつの症状を次のように定義しています。

  1. ふつうは楽しいと感じる活動に、よろこびや興味を失うこと
  2. ふつうは楽しむことができる状況や出来事に対して、情動的な反応性を欠くこと
  3. 朝のめざめが、ふだんより2時間早いこと
  4. 午前中に抑うつが強いこと
  5. あきらかに精神運動制止あるいは焦燥が客観的に認められること(他人から気づかれたり報告されたりすること)
  6. あきらかな食欲の減退。体重減少(過去1ヶ月間で5%以上と定義されていることが多い)
  7. あきらかな性欲の減退

これらの症状のうち、4項目以上があきらかに認められたときうつ病と診断できる、と世界各国の研究者たちによってまとめられています。

また、1〜7の症状が2週間以上続いたら、うつ病ということが考えられます。

うつ病の根本原因

人はいろんな思いを抱いて生きています。プラスの考えだけでなく、マイナスの考えやイメージ(悲しみ、憎しみ、恨み、迷い、心配、不安、恐れ、誤解、偏見、錯覚)を抱いているのが人間です。

そしてそのマイナスイメージを、いつまでも心にためこんでいる人と、それをうまく解消したり、プラスに転換できる人とでは、結果的に人生において大きな違いとなるでしょう。

つまり、心の持ち方や考え方がその人の健康面や人間関係に大きく影響し、その人の健康不健康、幸不幸、成功不成功をも左右するということです。からだと心に関して1980年代になって新しく発見された原理があります。

これまで人類は、長い間「人間は精神と肉体のふたつのものからできている」と考え、誰一人としてこの考えに疑問をはさんだ人はいませんでした。

ところが、「精神(心)と肉体(からだ)を根源的に統一し、コントロールしているものが他にあるのではないか?」と身心の二元論に疑問を持ち、研究を続けた哲学者がいました。その人が鬼木豊苑長の同志である感性論哲学者、芳村思風先生でした。

感性論哲学の原理とは、簡単に言うと「精神と肉体を根源的に統一しているのは感性である。感性が命の本質であり、人間の本質である。」ということです。詳しくは(どんな病気にも共通する考え方、治し方の、2.病気の原因と生き方改善を参照ください)

現代人は心身ともに疲れ、さまざまなストレスがたまった生き方をしている人が多いのも、生活や仕事に感動がない、いろんなものに縛られ自由がない、何かに依存していて自立していない、ということが背景にあるようです。

それでは命の本質である「感性」は、感動し喜ぶどころか、歪み、しぼみ、萎縮してしまいます。感性がイキイキと活性化していなければ、精神(心)も肉体(からだ)も活性化しません。元気を失い、心身ともに病気になってしまいます。

うつ病も感性がゆがみ、しぼみ、活性化していない状態のひとつとして現われてくる病気なのです。この病気のことを、当苑の鬼木豊苑長は「人格の病」と名づけました。

「人格の病」とうつ病

「人格の病」とは、感性の核である「信」(自信の信、自らを信じる力)を自分自身でも、周囲の人からも破壊され、命の本質である感性が抑圧され、歪まされて、人間性を破壊してしまう病気のことです。その結果として「精神(心)と肉体(からだ)が健全に機能しなくなる」状態のことです。

具体的に「人格の病」とは、次のような状態をいいます。

  • 刹那的で生きる目標がない
  • 閉鎖的で人とのかかわりを拒否する
  • 価値観が自己中心的で親兄弟からも孤立している
  • すべての関係や縁を断ち、社会性がない
  • 自分で自分を動かし、生きる希望や感動を感じて生きる「意志の力」「愛の力」が歪み、しぼんでいる
  • 感性の核である「信」を自ら破壊し、自分さえも信じることができない、自信がない
  • 人格の統一はおろか、人生に対してあきらめ的になっている
  • 現実と仮想が混同し、バーチャル的な生活を送っている
  • 無関心、無感動、無責任で働く意欲がない
  • 麻薬、アル中依存症など

その状態が続くと、うつ病、心身症、そううつ病、不眠症、過食症、拒食症、ひきこもり、ガンなどの「人格の病」をつくり、さまざまな症状を併発させるのです。

人格の病の原因とその治し方

人格の病の原因とは何でしょうか?人格の病は、ひと言で言って考える力である「理性能力」と感じる力である「感性能力」の使い方のまちがいが原因ではないかと確信しています。

理性能力とは、考える力のこと。思考力、表現力、分析力、批判力、企画力などのことです。

感性能力とは、感じる力のこと。生きがい、生きる力、喜び、感謝、間弄する力、気づき、ひらめき、夢を見る力、創造力などのことです。

理性に感じなさいといっても感じることはできません。感性に考えなさいといっても、考えることはできません。役割分担が全くちがいます。

理性と感性の能力の使い方のまちがいが、人間性を破壊し人格の病をつくり、それが社会や国をも滅ぼす社会的病理現象をひきおこす大きな要因になっているのではないかと思います。

しかし現代人は、朝から晩までああでもないこうでもないと考えすぎて、思い(心)と行動(体)がバラバラになってしまい、うつ病、心身症を招いている人が多いのです。

この考えすぎるという理性能力のまちがいが、心配や不安感を募らせ、恐怖感となって物事を否定し、消極的になって決断ができず、行動しない自分をつくり迷いの中をさまよう。そのことによって、感性の欲求、本音、本能、感情を抑え、喜び、感動、生きがいのない生き方となり、ストレスを溜め込んでしまい、感性能力を歪ませしぼませてしまう。

こうしたことが原因となってうつ病をはじめとする「人格の病」がつくられるのです。

実際のところ、この「人格の病」を治す医療も薬もありません。ではこの病を治す秘訣はないのでしょうか。

それは、さまざまなストレスによって歪みしぼんだ感性のその抑圧から解放し、健全な働きのできる感性を回復するしかありません。そのために「感性内観療法」「感性長息法」「笑いの健康法」そして「感性医道療法」があるのです。これらを実践しているところが身心養生苑です。

身心養生苑のうつ病の治し方の原理

西洋医学では病理学、生理学、解剖学がベースになっていますから、うつ病は、脳の神経伝達物質のやりとりの異常と考え、神経伝達物質を調整する薬による治療が主体となっています。

しかし私たちは、「感性の生命観」と「自律神経免疫理論」をベースにした療法を行っています。

感性の生命観とは、前述したように芳村思風氏という哲学者によって発見、創造された命に対する考え方です。

感性がしぼんだり歪んだりすると、その現れがからだや心に症状として出るのです。ですから、からだや心に現われた症状を治療するのではなく、しぼんだり歪んだりしている感性を解放し、活性化していけば、からだや心に現われている現象(症状)は治ってゆくということになります。

その人の感性の状態や、感性がしぼんだり歪んだりした原因がはっきり分かると、必然的にどうすればよいかがわかってきます。

感性の状態は、その人の「育ち方、育てられ方、感じ方、考え方、生き方、働き方」を調べればわかってきます。感性の状態は、とくに感性の核である「信」がどれほど健全に育っているか、また壊れ歪んでいる信がどのような状態にあるのか、その原因は何かをまずつかむことです。

「信」とは自信の信、信頼の信のことです、自分を信じることができるから、自分以外の人を信じることができるわけです。もし自分で自分を信じることができなくなったとしたら、「信」が破壊されたことになってしまい、人も自分の仕事も自分の将来も信じることができなくなってしまいます。

うつの症状は、感性の核である「信」がしぼんだり破壊されたことから起こってきます。というより、信がしぼんだり、破壊されたその状態がうつの症状として現われているのです。

ですからしぼんだり破壊された「信」を回復して活性化してあげることがうつ病の根本治療です。このことを行なうのが「感性内観療法」です。

身心養生苑でのうつ病療法
  1. 感性内観療法

    この世に誕生してから現在にいたるまでのその方自身の「育てられ方、育ち方、生きざま」を過去にさかのぼって検証(調べる)療法です。(詳しくは、感性内観療法を参照)

    そのことによって、自らの人生に対する偏見、誤解、錯覚、思いちがいなどを解き、壊されたり壊れかけた「信」を回復することができます。そしてゆがみしぼんだ感性を、さまざまなしがらみやストレスなどの抑圧から解放し、みずみずしい感性を回復し未来に向かって個性や才能を発揮してゆくのです。

    これが感性という側面からのアプローチであり、感性を回復してゆく身心養生苑での統合療法の中心になるものです。

  2. 温熱療法

    もうひとつは、体からのアプローチです、うつ病になると元気がなくなり、笑うこともできなくなります。自律神経のバランスも崩れ、不眠症をはじめさまざまな症状がでてきます。

    自律神経のバランスをとる療法のひとつが「温熱療法」です。

    「炭素温熱ドーム」に入ると,副交感神経が優位になり非常にリラックスすると同時に、自律神経のバランスを整え、また全身の血流もよくしてくれます。

    また自律神経の幹は、背骨を通っていますから、「温熱器」を使って背骨に注熱し温めると、交感神経の緊張がゆるみ、自律神経のバランスがとれてきます。

    これらの温熱療法を行うことで、睡眠もよくとれるようになり、自律神経によってコントロールされている内臓の調子もよくなってきます。

  3. 笑いの体操

    うつ病になるとうつ移した状態が続き、笑うこともできなくなってしまいます。重症の方は、笑いなさいといっても笑えませんから、最初はその方の状態にあわせて、軽い散歩やその方のお話をよく聴くことからはじめ、だんだんと「笑いの体操」などを通して、笑えるようになってきます。

    はじめは作り笑いですが、作り笑いでも脳からセレトニンやドーパミンなどの快感物質が出て、うつを治してゆくのに効果があります。作り笑いからホンモノの笑いがでるようになると、うつ病はかなり良くなっているといえます。

  4. 感性長息法

    感性長息法という呼吸法も、笑いの体操とともにうつの治療に効果ある方法です。

    細く長く吐ききる長息法は、脳内神経ホルモンの分泌を促します。くり返し続けることで、私情雑念を捨ていらざる無駄な考えをストップします。また、熟睡できるようになり、身心のストレスから解放されます。