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どんな病気にも共通する考え方・治し方
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どんな病気にも共通する考え方・治し方

1.病気という苦難のとらえ方

希望や願いは、自分の意識や努力によって得られます。

しかし、身心の病は願ってもいないのに突然与えられます。自分が望んでいないことなのに、やってくるのは何故でしょうか?そこには、原因と意味があるとしか考えられません。そこにメッセージがあります。

人間は痛みを与えられないと本気になれません。痛みを与えられて始めて本気で自分を変えようとしていけるのです。痛みを伴う身心の病を与えられて初めてその人は本気で、自分の病気を治すこと(生き方を変えること)に取り組もうとします。

実は病気という苦難は、その人を不幸にするために与えられるのではありません。その苦難を通して、病気の原因を追求し生き方を改善することに本気で取り組めば、その苦難を通してその人は健康で幸福になっていきます。

しかし病気をマイナスにしかとらえず、自分を変えることをしないと、病気という苦難によって不幸になってしまうのです。

これを「苦難は善悪の境」「苦難は幸福になる門である」といい、この考えを「苦難観」と呼んでいます。

この苦難に取り組むコツは「病気は、あなたに大切なことを伝えようとしている。メッセージをもってきている」というとらえ方をすること、そしてそのメッセージをつかみ、メッセージとして与えられたことを改善していくことです。

「病気によってより健康に、より幸せになれる」と信じて、本気でこの苦難に取り組めば、必ず、思いもよらぬ好結果が与えられます。

2.病気の原因と生き方改善

病気はちょうど氷山にたとえられます。海面に出ている部分は症状です。病気がつくられたのは結果であって、その結果をつくる原因が海面下にあるのです。この海面下にある原因を治さないと、いくら結果である病気を薬などで消したとしても、原因がそのままなら、またその結果である病気はでてきます。

ですから原因を知り、原因を治すことが大事なのです。

病気の最大の原因は生活習慣です。生活習慣とは、人生のあり方、すなわち生き方です。

生き方とは、

  1. 1日をどう過ごしているか(生活リズム)

  2. どのように生命活動をしているか(息、食、動、眠)

  3. 一番の根底部分。精神(心)と肉体(体)をコントロールしている感性がイキイキと活性化しているか。

というわけで、病気の原因を1.生活リズム 2.息・食・動・眠 3.感性の状態 の3つに分けるとわかりやすくなります。

  1. 生活リズム

    生活リズムとは、一日、一週間、一年の過ごし方です。何時に起きて何時まで働いて、何時に寝るかです。

    病気になりやすいのは、夜中12時を過ぎてやっと寝るという夜型。あるいは遅く寝て早く起きるという睡眠不足型といえるでしょう。

    また各内臓には、内臓の働く時間帯があります。この内臓の時間帯にあわせて活動することが自然なのです。なぜなら、これが人間という昼行性の動物が持っている生活リズムだからです。(「各内臓の活動時間帯」を参照)

    また、自律神経にも日内リズムがあります。

    緊張させる交感神経はからだをシャキッとして、午前5時(日の出の時間)から午後9時まで優位に働き、午後9時から午前5時までは、リラックスさせる副交感神経が優位に働きます。

    ということは、やはり内臓リズム、自律神経のリズムにあった「早寝、早起き」の生活リズムが体にとってはいいわけです。

    病気を治すためには、なるべく9時に近い時間に寝て、朝、日の出くらいに起きるのがベストです。まずこのような生活リズムに変えることが重要です。

    生活リズムの改善がなされなくては、いろんな療法の効き目も現れにくいといえるでしょう。当苑の「生活改善療法」にあたります。)

  2. 息・食・動・眠

    人間が自分の責任で行なわなければならないこと、他の人に代わってやってもらえないことが、この息・食・動・眠(呼吸・食事・動くこと・睡眠)です。

    命の原則を身につけることのひとつは、息・食・動・眠をマスターすることです。(当苑の「感性長息法」「食事療法」「運動療法」にあたります。)

    命の原則に反していたから、そのことを真剣になって身につける機会を病気が与えてくれたのです。

    原則自体は、人間であれば共通しています。その人その人によって、どこができていないかは異なりますが、原則は万人共通です。まずは、原則を知って、それを身につけてゆく訓練を楽しみながら、喜んでやることです。

    そのコツは「病気を治すことだけにこだわらない」ことです。病気を治すことだけが目的ではなく、「息・食・動・眠を身につけて、より健康により幸せに暮らせるようになること」が目的です。そのことのごほうび(結果)として病気は治ってゆくのです。

  3. 感性の状態

    病気の原因をつくるのは、その人の心にあるとよく言われます。しかし、心といっても心をどのようにつかみ、どのように病気の治療につなげてゆくのでしょうか。

    <病気をつくるのも治すのも「感性」がキーワード>

    世界ではじめて「人間は精神(心)と肉体(からだ)からだけでできているのではなく、それらは感じる力“感性”によって統一されコントロールされている」という生命観(命に対する考え方)を確立したのは、日本に先がけ欧米で注目された感性論哲学者の芳村思風先生です。

    (この生命観を土台にして、鬼木豊苑長が「感性内観療法」と「感性医道療法」を実践療法として樹立しました。)

    この生命観が、どのように病気のしくみと関係があるのでしょうか。

    簡単に言うと次のようです。

    • さまざまなストレスによって、自由と感動をもとめる感性が抑圧されてしまい、感性がゆがんだりしぼんだりすると、そのあらわれとして精神と肉体に病気という症状が出る。
    • 自然治癒力、病気に対する抵抗力といった免疫力とは、実は「感性能力」がもっているといえる。

    現代人はさまざまなストレスを抱え、心身ともに疲れています。生活や仕事に感動がない、人間関係がうまくいかない、いろんなものに縛られ自由を感じない…、それでは命の本質である感性は、感動し喜ぶどころか、歪み、しぼみ、萎縮してしまいます。感性がイキイキと活性化していなければ、精神も肉体も活性化しません。元気を失い、心身ともに病気になってしまいます。

    また、医療の原点は、生まれながら人間に与えられている「自然治癒力」の働きを活性化することです。いろいろな治療をしてもなかなかよくならないというのは、「自然治癒力」にスイッチが入っていない、すなわち「感性」がまだイキイキと活性化していないからだといえます。対処療法だけでは、根本的に病気は治せません。

    <感性をイキイキ活性化させるには>

    では、感性をイキイキと活性化させるにはどうしたらいいのでしょうか。

    簡単にまとめると次のようです。

    ◎感性の核は「信」。自らを信じるという力がこわされていると、どんな療法も効果が出づらい。こわされた「信」を回復し、みずみずしい感性をとりもどすことが重要。

    「感性内観療法」

    ◎感性が喜び、感動するような生き方を学び、実践すること。

    どんな病気も(特にガン、うつ、心身症、摂食障害など心因性のもの)、現われとしての症状はちがっていても原因は共通しており、それは、「信」が欠けているということです。(人や自分を信じる、病気が治ると信じる…)

    「信」がこわされた原因は、人によってさまざまです。

    • 親から十分な愛情を受けられなかった。
    • 人間関係でつまずき、傷つけられた。
    • あれこれと考えすぎることでマイナス思考になり、自分で自分の信をこわしていた。(理性による感性の抑圧)など

    しかしこれらのことは、親や他人や環境といったまわりに問題があるのではなく、実は自分の偏見、誤解、錯覚、思い違いといった自分の受け止め方、感じ方に問題がある場合がほとんどです。

    親子関係、人間関係に問題がある場合、人間は完全ではありませんから、たとえば親もまちがいはします。しかし親から愛情をもらわなかったと思っていた人が、感性内観療法を受けると、それはおおきな偏見、誤解、錯覚で、いかに自分が愛されていたかという感謝の念が湧いてきます。そして、内観が深まり心の底から「恩」を実感できると、「信」が回復し自然治癒力にスイッチが入りだすのです。

    それは、身心養生苑で多くの人を見てきて、実感していることです。

    「感性内観療法」について詳しくは感性内観コースを参照ください。

    また、感性が喜び感動するような生き方とは、次のような生き方といえるでしょう。

    • 自然のリズムにあった生活
    • 考えすぎる生き方から感じる生き方へ(気づき、直感、問いなどを大切に)
    • 感性の「求感性」を軸に、真の自由と感動を求める生き方
    • 本音と建前をひとつにし、裏表のない真実の生き方 
    • 楽を求める生き方から、難しさ厳しさを求める生き方
    • 力の限界に挑戦する生き方
    • 損得や利害打算で動くより、善悪や感動を基準にして動く生き方
    • 結果よりプロセスを大事にする生き方
    • 傲慢にならず、謙虚さを修練して人間性を磨く生き方
    • 人格の軸を理性から感性に据えて、人格の高さ、深さ、広さをめざし、感性を鍛えて生きる生き方

    言葉だけではわかりづらいこと部分もあると思いますが、身心養生苑ではその人の疑問に答えながら、対話形式でわかりやすくお話しています。

    興味のある方は、鬼木豊苑長著の本「人格は創りかえられる」(産能大学出版部刊 1944円)をお読みください。当苑でも扱っています。

3.自分でつくった病気は自分で治す

鬼木苑長が約50年かけて人間と人生、生き方と働き方を研究・実践し、たどり着いた医療に対する考え方は「病気をつくるのも自分、治すのも自分、自分にしか治せない」ということでした。

そして、この考えは、これまで鬼木苑長と何度か一緒に講演会を重ねてきた、安保徹教授(新潟大学大学院医学部教授)と共通の認識であることもわかりました。

前述の2.病気の原因と生き方改善にあるように、病気には必ず原因があり、それは自分の間違った生活習慣(生き方、考え方、働き方)だといえます。そこを改めずして、病院や医者、治療家、薬に依存していても、根本的に病気は治せません。

自分でつくった病気を自分で治すには―

  • まず、病気の本当の原因を自覚すること
  • 原因となる生活習慣、生き方、考え方、働き方を改め、変えていくこと
  • 免疫力を高め、自然治癒力をアップさせる療法を日々実践すること
  • 感性が喜び、感動するような生き方をすること

つまり、家庭において自分でできる「家庭医療」の実践が、もっとも大切なのです。教育においては「家庭教育」が最も重要であるのと同様、私たちが医療の中で最も重視しているのが「家庭医療」なのです。

そういう意味で、身心養生苑で行なっている療法の7~8割は、自分で家庭でもできる内容になっています。

当苑は、私たちがあなたの病気を治すのではなく、あなた自身が自分で治す治し方を教えるところ、治すお手伝いをするところとお考えください。